オホーツク鮭釣り5回目・・・その3
9月28日。土曜日の朝、というか深夜3時前。
週末は混む。
宮崎のT氏は、もちろん我々より釣り場に早く出発。
私とM氏は多少遅れて行きはしたもののいつもよりかなり早くに降りた。
既に釣り人は居る。
波の音。
崖の上のポ・・・いや崖の上のパーキングでも確認できていた波の音。
真っ暗な星月夜の中、高波であることを、ヘッドランプで肉眼で確認して自分を納得させる。
(これは無理だ)
宮崎から来ているT氏に、軽々しくそんなことは言えない。
基地で仕掛けを作りなおしている背中を、10メートル程離れた岩場で寝転がりながら見つめる。
M氏と流れ星を数えながら、
「どうするよ?ここでやる?」
「明けるまで待って濁りを見よう」
「最悪知床峠越えで羅臼か?」
私とM氏は斜里側が釣りにならない時は、羅臼側に行くのが基本になっている。
ただ、羅臼側は禁漁河川がいくつかあるのと、密漁者が極めて多く、それをまねた初心者が同じことをするので、なるべく行きたくない。
(ああ止別が健在なら・・・)
あそこなら多少の波でも関係なく釣れる。
藻琴は手持ちブッコミ(竿一本を持ちながらブッコミ仕掛け)がうざい。
止別が河口禁漁になって以来、いつもの駐車場での車中泊の人が非常に増えた。
しょうがなく、私たちも前の晩か以前より早くに駐車場に着くようにしている。
地元の常連さんもそうせざるを得なくなってきたようだ。
話を戻します。
夜が明けて、やはり移動を決断。
(羅臼なら・・・いつものアソコか・・・)
急ぎ戻り、車に乗り込む。
車内から日の出漁港を見る。
勿論満車だ。
オチカ・・・話にならない。
オンネベツ(遠音別)・・・停車し、降りて確認する。
皆、気が乗らないように見受けられる。
気が急いているのだ。
「跳ねた!」
目の前で鮭が跳ねる。
停めたのは、河口から100メートルは離れたポイント。
駐車場はかなり遠い。
というか既に満車・・・いや、目の前に一台停められる。
急ぎその隙間に停め用意し、出撃。
T氏は早い。
跳ねたポイントより少し奥に陣取る。
T氏とM氏は並んで立つ。
その隣に手持ちブッコミのおじいちゃん。
かなりバンバン釣っていた。
逆の隣に私。
赤丸が私
奥にT氏
奥の見切れた裏がオンネベツの河口
7時は過ぎていたろうか?
至る所で鮭が跳ね、もじっている。
波間にも魚影が見える。
まわりの状況から浮きルアーで挑む。
「しっかし爺さん釣るなぁ」
独り言を呟く。
隣のじいちゃんはいいポイントに投げて、しかもブッコミなので、比較的高波といえる今の条件でもコンスタントに当たっている。
ただ、先ほどよりも混みあってきた。
湾状になっているこの場所は、丁度鮭が溜まるようだ。
まずは浮きルアーで一本ゲット。
かなり大型。
さらに大きい鮭がかかった。
しかし、12号ナイロン(ショックリーダー代り)の仕掛けが一瞬で切れる。
先ほどのファイトでちょっとドラグをキツメ過ぎたのを忘れていた。
ナイロン8号のハリスではなくショックリーダー部分のラインが切られたのは、私に衝撃を与えた。
ショックだけに・・・・。
気を取り直して仕掛けを変える。
アタリが減ってくる。
人数が増えてきた今、ルアーへの関心が薄れてきたようだ。
(どうする?)
疲れは思考に影響を及ぼす。
普段なら即、フカセに変更だったろう。
そこへ、横浜のF氏登場。
挨拶する。
「フカセでしょ」
彼の一言で即チェンジ。
一投目。
「キター!!」
無事二本目をゲット。
その間にT氏は順調に鮭を釣り上げて行く。
M氏は・・・釣れていない・・・。
(こっちくればいいのに・・・)
後で聞くと、M氏の前には海藻などがあったようだ。
でも、魚は居る。
だから移動はできない・・・。
まわりでもかなり釣れている。
爺ちゃんは・・・。
中年カップルに追いやられて、いいポイントに投げられず釣れていない。
(もうかなり釣ってるからいいやろ・・・)
その後、干潮時間ということもあり、アタリが減る。
浮きルアーを付けて泳ぎまわる奴を発見。
「俺の浮きだ!」
やつに向けて投げる。
数回投げるがうまくかわされる。
隣の兄ちゃんも狙い始める。
(これじゃいかん)
トレブルフックのジグをこういう時の為に持ってきている。
投げる。
遂に掛かる。
F氏の釣り友の方が
「ワイ君きたね!!」
と、後ろから変えを掛けてくれる。
私の名前を知ってくださっているのに、この方の名前を私は知らなかった・・・。
(今度聞こう)
一瞬で私の仕掛けを切る個体だ。
かなり引く。
(あれ?)
「アレ?」
近くに来て跳ねた。
浮きルアー無いよ?
背にがっつりフッキングした巨大なオス鮭が上がりました。
島根のおっちゃんと、名前を知らない方の二人掛かりで取り込みをしてくださった。
感謝。
だが、ジグはもう封印だ・・・。
その後休憩する。
先に休憩していたM氏は隣の車の方と仲良くなっていた。
車に、二馬力のエンジンを搭載されていて、ボートもやって、船も持っているそうだ。
(くぅ~羨ましい)
結局私3本。
T氏5本?
M氏0。
午後は捌いて送ったりしたはず。
勿論海で捌いて。
いつものセイコーマートには外にゴミ箱がある。
だが、無い。
聞いたところ、魚のあらを捨てた輩が居て、中にゴミ箱を移したとのことだった。
前日の様に3回目の車中泊。
疲れが溜まっているのと、たぶん右岸の誰もいない所が狙い目だろうとの予想から、4時位まで寝る。
日曜朝(29日)かなり早くに満車になり、みな釣り場に降りて行く。
彼らを夢現に見ながら、体を癒す。
のんびり降りて行く。
(カメラ(多分一眼)で動画撮影してる・・・)
後でT氏が聞いたところユーチューバーという方たちらしい。
・・・続く!
週末は混む。
宮崎のT氏は、もちろん我々より釣り場に早く出発。
私とM氏は多少遅れて行きはしたもののいつもよりかなり早くに降りた。
既に釣り人は居る。
波の音。
崖の上のポ・・・いや崖の上のパーキングでも確認できていた波の音。
真っ暗な星月夜の中、高波であることを、ヘッドランプで肉眼で確認して自分を納得させる。
(これは無理だ)
宮崎から来ているT氏に、軽々しくそんなことは言えない。
基地で仕掛けを作りなおしている背中を、10メートル程離れた岩場で寝転がりながら見つめる。
M氏と流れ星を数えながら、
「どうするよ?ここでやる?」
「明けるまで待って濁りを見よう」
「最悪知床峠越えで羅臼か?」
私とM氏は斜里側が釣りにならない時は、羅臼側に行くのが基本になっている。
ただ、羅臼側は禁漁河川がいくつかあるのと、密漁者が極めて多く、それをまねた初心者が同じことをするので、なるべく行きたくない。
(ああ止別が健在なら・・・)
あそこなら多少の波でも関係なく釣れる。
藻琴は手持ちブッコミ(竿一本を持ちながらブッコミ仕掛け)がうざい。
止別が河口禁漁になって以来、いつもの駐車場での車中泊の人が非常に増えた。
しょうがなく、私たちも前の晩か以前より早くに駐車場に着くようにしている。
地元の常連さんもそうせざるを得なくなってきたようだ。
話を戻します。
夜が明けて、やはり移動を決断。
(羅臼なら・・・いつものアソコか・・・)
急ぎ戻り、車に乗り込む。
車内から日の出漁港を見る。
勿論満車だ。
オチカ・・・話にならない。
オンネベツ(遠音別)・・・停車し、降りて確認する。
皆、気が乗らないように見受けられる。
気が急いているのだ。
「跳ねた!」
目の前で鮭が跳ねる。
停めたのは、河口から100メートルは離れたポイント。
駐車場はかなり遠い。
というか既に満車・・・いや、目の前に一台停められる。
急ぎその隙間に停め用意し、出撃。
T氏は早い。
跳ねたポイントより少し奥に陣取る。
T氏とM氏は並んで立つ。
その隣に手持ちブッコミのおじいちゃん。
かなりバンバン釣っていた。
逆の隣に私。
赤丸が私
奥にT氏
奥の見切れた裏がオンネベツの河口
7時は過ぎていたろうか?
至る所で鮭が跳ね、もじっている。
波間にも魚影が見える。
まわりの状況から浮きルアーで挑む。
「しっかし爺さん釣るなぁ」
独り言を呟く。
隣のじいちゃんはいいポイントに投げて、しかもブッコミなので、比較的高波といえる今の条件でもコンスタントに当たっている。
ただ、先ほどよりも混みあってきた。
湾状になっているこの場所は、丁度鮭が溜まるようだ。
まずは浮きルアーで一本ゲット。
かなり大型。
さらに大きい鮭がかかった。
しかし、12号ナイロン(ショックリーダー代り)の仕掛けが一瞬で切れる。
先ほどのファイトでちょっとドラグをキツメ過ぎたのを忘れていた。
ナイロン8号のハリスではなくショックリーダー部分のラインが切られたのは、私に衝撃を与えた。
ショックだけに・・・・。
気を取り直して仕掛けを変える。
アタリが減ってくる。
人数が増えてきた今、ルアーへの関心が薄れてきたようだ。
(どうする?)
疲れは思考に影響を及ぼす。
普段なら即、フカセに変更だったろう。
そこへ、横浜のF氏登場。
挨拶する。
「フカセでしょ」
彼の一言で即チェンジ。
一投目。
「キター!!」
無事二本目をゲット。
その間にT氏は順調に鮭を釣り上げて行く。
M氏は・・・釣れていない・・・。
(こっちくればいいのに・・・)
後で聞くと、M氏の前には海藻などがあったようだ。
でも、魚は居る。
だから移動はできない・・・。
まわりでもかなり釣れている。
爺ちゃんは・・・。
中年カップルに追いやられて、いいポイントに投げられず釣れていない。
(もうかなり釣ってるからいいやろ・・・)
その後、干潮時間ということもあり、アタリが減る。
浮きルアーを付けて泳ぎまわる奴を発見。
「俺の浮きだ!」
やつに向けて投げる。
数回投げるがうまくかわされる。
隣の兄ちゃんも狙い始める。
(これじゃいかん)
トレブルフックのジグをこういう時の為に持ってきている。
投げる。
遂に掛かる。
F氏の釣り友の方が
「ワイ君きたね!!」
と、後ろから変えを掛けてくれる。
私の名前を知ってくださっているのに、この方の名前を私は知らなかった・・・。
(今度聞こう)
一瞬で私の仕掛けを切る個体だ。
かなり引く。
(あれ?)
「アレ?」
近くに来て跳ねた。
浮きルアー無いよ?
背にがっつりフッキングした巨大なオス鮭が上がりました。
島根のおっちゃんと、名前を知らない方の二人掛かりで取り込みをしてくださった。
感謝。
だが、ジグはもう封印だ・・・。
その後休憩する。
先に休憩していたM氏は隣の車の方と仲良くなっていた。
車に、二馬力のエンジンを搭載されていて、ボートもやって、船も持っているそうだ。
(くぅ~羨ましい)
結局私3本。
T氏5本?
M氏0。
午後は捌いて送ったりしたはず。
勿論海で捌いて。
いつものセイコーマートには外にゴミ箱がある。
だが、無い。
聞いたところ、魚のあらを捨てた輩が居て、中にゴミ箱を移したとのことだった。
前日の様に3回目の車中泊。
疲れが溜まっているのと、たぶん右岸の誰もいない所が狙い目だろうとの予想から、4時位まで寝る。
日曜朝(29日)かなり早くに満車になり、みな釣り場に降りて行く。
彼らを夢現に見ながら、体を癒す。
のんびり降りて行く。
(カメラ(多分一眼)で動画撮影してる・・・)
後でT氏が聞いたところユーチューバーという方たちらしい。
・・・続く!
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