【カレイ釣り】日高町・厚賀漁港でクロガシラガレイ釣り2020年6月29日夕方と30日朝
普段よく行くのは積丹方面。
もちろん釣りの話。
春の釣りはホッケとカレイを狙いに、積丹半島先端部にある入舸、幌武意に行く。
近年は、その二つの漁港に人気があって混むため、カブト盃漁港などにも足をのばすことが多くなった。
しかし、このコロナの問題以降、古平や積丹の漁港と海岸は釣り自粛を求められている。
(7月2日現在・釣り新情報)
そのため私も自然、そちらを避け、新たな釣り場に行くようになった。
人が少なく、魚がよく釣れる場所。
相反する条件である。
魚が釣れる場所は人が多い。
さらにコロナ問題により、外遊びの人が増え、釣りもご新規さんが増えた。
当然、有名な釣りスポットは人であふれる。
どうすれば良いか?
「人が居ない日に行けばいい」
というわけで、今回は雨の予報ではあったものの友人と太平洋方面に行くこととした。
六月上旬。
S君からラインがあった。
「6月中にマツカワを釣りたい」
以前から彼はマツカワカレイ釣りの話をしていた。
太平洋で根掛かりに負けない強めの仕掛けも沢山自作しているという。
それで私も
(マツカワを釣ってみたいなぁ)
と、ぼんやり考えていた。
その時に、車は別々で行き、車中泊で釣りをすることに決めた。
現地集合、現地解散。
非効率的ではある。が、やはりここでもコロナ対策を優先することにした。
釣りは6月末に決め、お互い情報収集に努める。
長万部のサクラ、白老・苫小牧の大サバ。
マツカワ情報は見かけなかった。
個人的には長万部港でサクラとカレイを狙うのも良いかなと思っていた。
毎年6月、伯母の家に行き母を置いて、車で10分の長万部港に行きカレイを釣る。
早い時期だと違う伯母の家に母を置いて瀬棚近辺でホッケを狙う。
今年は未だに伯母達には会えていないが・・・。
太平洋の根の多いポイントに投げる、と聞き
(根掛かり対策のためオモリが手っ取り早いだろう)
と考えて中古釣具屋に行く。
自作仕掛けの材料と、普段使わないような既製品の16号のカレイ仕掛けを購入。
1号1円の破格のオモリも買う。
オモリを見ているとおっちゃんに話しかけられた。
(私もおっさんだが、多分父と同年代位だろう)
「何釣るんだい?」
「カレイ狙いで、出来ればマツカワを」
「マツカワは釣れないよ~」
通わないと釣れないらしい。
店内で結構話したと思う。
おっちゃんは石狩帰りで、オモリを根に持っていかれ、オモリ調達に来たらしい。
花畔側のポイントで40越えのアブラコがよく釣れる、との事。
帰ってから仕掛けを作る。
どうやらマツカワ仕掛けは鮭のブッコミ仕掛を小型にしたものが有効らしい。
が、普通の胴突きと遊動を作る。
この時までに、マツカワを狙うとクロガシラも釣れることが分かったからである。
船カレイで学んだことは、ハリ先にキラキラしたホタテやビーズ、エッグボールがいいという事。
今回の仕掛けにも色々付ける。
買ったものを含め10個ほど。
仕掛け巻きに巻いてある仕掛けもある。
(捨て糸での根掛かり対策もすれば足りるだろう)
前日もどこに行くかS君と話した。
天気も良くない。雨や波が酷ければ中止せざるをえない。
日本海側の方が気象条件が良いようだが、この時、太平洋側の大サバ情報が複数入っていた。
(やはり太平洋だろう)
だが、私は太平洋には詳しくない。
当日、夜遅くに出るというS君に合わせるのをやめ、私が昼過ぎに出て偵察してそれをもとに釣り場を決めようと思った。
「マツカワは濁りがあるとだめらしい」
やはり天気予報だけではわからない。
苫小牧西の勇払、東のコールセンター前、そして厚賀漁港。
この順で偵察することにした。
S君から「日高方面なら厚賀」と聞いていた。
厚賀には特別な思いがある。
私の生まれた町である。
赤ん坊であった私にはもちろんその当時の記憶はない。
数年前には、ドライブがてら住んでいた場所を訪ねてみたりもした。
その時は竿を出せなかった。
(いつか釣りに来よう)
時は来た。
今思うと、私の心は既に決まっていた。
厚賀でカレイ。マツカワでなくてもいい。
まずは苫小牧西港・勇払埠頭。
動画を撮りつつ、沢山の釣り人を観察する。
ヒマそう・・・。
目の前の人はガヤを何匹も釣り上げた。
簡単に情報をYouTubeにアップし、コールセンター前に行く。
(苫小牧・・・広すぎる)
20年前もそう思った。
以前と雰囲気が違う。
工事もしてるし。
釣り人は勇払埠頭に比べると少ない。
投げの人が多かったように思う。
あまり来たことの無い場所はやはりよくわからない。
(後でYouTubeでコメントをくれた方によると、宗八狙いらしいです)
ナビに厚賀を入力。古すぎて日高道が載っていない。
携帯のグーグルマップから経路を表示し、案内させる。
ほぼ高速の日高道。
70㌔制限で走りやすい。
途中パンダのパトカーに捕まる高級車。
(気を付けよう)
最近の車は性能が良い分速度も出る。
クルーズコントロールを使い、一定の速度を保持する。
二車線になるたびに後続が追い抜いていく。
スマホナビが降りろという。
(次の厚賀の降り口じゃないけど、こっちの降り口が漁港にちかいのかな?)
何とか、厚賀漁港に着く。
17時前。
車中泊もすることを考えるとガソリンは満タンがいいだろう。
エンジンを掛けたままにはしないが・・・夜中に移動も考えられる。
もしもの備え。
田舎だと24時間営業のスタンドも少ない。
都市部以外は大概17時に閉まるスタンドは多い。
先にガソリンスタンドを探す。
あった。でもその先の青看板の交通標識には
厚賀の日高道入り口が2キロ先、と表示されていた。
ガソリンを満タンにし、店員さんと会話する。
「そこの漁港は釣れますか?」
「いやーなんも釣れてないよ」
残念。
「ところで、日高道はそこからですか?」
「すぐそこ」
(マジか・・・)
「一つ前で降ろされて」
「ナビが古いのかもですね」
「いえ、グーグルマップで、スマホの・・・」
「ありゃー」
窓まで綺麗に拭いてもらって港に向う。
駐車スペースが無い。
取り敢えず良さそうな場所に停め、南防波堤に向う。
凄くいい。
だが、波が多少あり、何より濁りがキツイ。
幸い港内側はさほどでもない。
(底荒れしてそうだな)
(こんな時は海藻が絡まるんだよなぁ)
この一級ポイントを撮影だけして、暗くても安全そうな北防波堤先端に行くことにした。
途中港内の砂浜も見た。
次の日聞いたところ、この砂浜はもっと早い時期のカレイの好ポイントとの事。
準備し大荷物を持ち先端に入釣。
午後17時30分過ぎの事である。
*ここから29日夕方の釣りと30日朝の間のお話。
夕方の釣りを終えて、S君と話し合う。
21時過ぎ。
彼は勇払に行きたいらしい。
忘れていたのだが、S君はサバが大好きだ。(と思う)
過去の鮭釣りシーズンでも、「サバ釣りに・・・」と言っていた。
せっかく別行動なのだから、各々情報を得て、釣れている方に行く。
ということで落ち着いた。
3時にアラームをセットするが、度々情報のやり取りをして寝られない。
車中泊の寝苦しさもある。
時折雨音でも起こされる。
3時。アラームが鳴る。
丁度隣でエンジン音が聞こえる。
釣り人だ。
(もう少しだらだらしてから起きたかったな)
雨も比較的強い。
霧雨と小雨が交互に、時折普通の雨降りレベルの降りになる。
昨日のポイントに入りたい私は合羽を着て、ラップを巻いたヘッドランプを装着し北防波堤先端に着いた。
その後、9時半頃納竿し、近所のセイコーマートで保冷用に氷を購入し、日高道を使い一路勇払埠頭へ。
この時間には雨もやみ気温も上がり、窓全開でドライブを楽しめた。
28日午後にタイヤを組み替えたばかり。
昨日寝る前に、ナットの増し締めもした。
(雨でも晴れでも普通に走るな・・・)
初めて海外製のタイヤを買う。
アマゾンで購入したが、たった二日で届いた。
ゴムバルブも同じく二日で。
届いてすぐ、近くのお店にそれらを持ち込み組み替えてもらった。
日高道の途中、故障車の看板が出た。
間もなくタイヤがバーストして止まっているファミリーカーが居た。
(新品に替えておいてよかった)
11時過ぎ。
漸くS君と合流する。
リアルに対面するのは何か月振りだろう?
彼の濃い顔も相変わらずで、いい笑顔だ。
大きめのチカを既に20匹ほどだろうか、釣り上げている。
だが、少し前にチカは姿を消し周りも暇そう。
おっちゃん達は群れておしゃべり中だ。
睡眠不足で腹ペコだが、既にカレイを釣った私には心の余裕があった。
お菓子を食べながら、置き竿をし、
(フライで食べるチカのお供は、ハイボールだな。)
チカは居ない。
イワシも。
もちろんサバも。
ヒマになってYouTubeスタジオをスマホで眺める。
昨日の勇払情報にコメントが来ていた・・・
動画へ続く。
14時過ぎ、彼には悪いが先に帰らせてもらうことにした。
せっかくのカレイが傷んだら勿体ない。
のんびり車を走らせ無事帰宅した。
運転中にラインが入っていたようだ。
S君からだ。
サバを釣ったという。
画像付き。
35㌢。
〆サバにするという。
私はチカはフライに。
カレイは刺身用に冷凍し、アラと肝は煮つけにして晩に食べた。
カレイの身はふわふわで旨かった。
撮影しておけば良かったかも。
食後、ふとんにもぐりこみ、思う。
(外食したかったな)
今回、唯一の心残りである。
外で、食べる、インスタントラーメンとインスタントコーヒー。
雨降りでガスを使えなかった。
無理すれば出来たが、疲労困憊の身にはキツかった・・・。
(動画編集の続きは明日にしよう・・・)
そろそろ夏枯れといわれる時期になりました。
釣りモノが減るシーズンですが、釣り新なども参考に色々な場所に行ってみようと思います。
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